ドローンのサービス

ドローンでの宅配(デリバリー)/配達のメリット、デメリットはなに?問題点が多いため日本では無理?

ドローン宅配のメリット/デメリットまとめ アイキャッチ

数年前から注目されているドローン。

戦争地域や農業で利用されて、様々な可能性を感じさせるものとなっております。

今回は、日本でドローンを使った宅配サービスはできるのかを考えていくために、ドローンでの宅配のメリット、デメリットを紹介していきたいと思います。

ドローンを使った宅配は世界(海外)では実用化されている?

ドローンを使った宅配、海外では想像以上に実用化されています。

ドラッグストアチェーン”ウォルグリーン”の例

ウォルグリーンはアメリカのドラッグストアです。
ベンチャー企業と共同で商用ドローンを開発しドローン宅配サービスを開始しました。

サービス内容

専用のアプリを使った商品を注文すると数分でウォルグリーンの店舗から商品が届くというもの。

ウォルグリーンがかなり大規模なチェーン店のドラッグストアであることでできるサービスです。

コロナウイルスによる外出禁止令によって需要はかなり増えているようです。

特にコーヒー、トイレットペーパー、クッキーなどが人気らしいです。

【ドローン宅配】、外出禁止でコーヒー航空便が大人気!菓子パンやお寿司も空輸で宅配?

注文からたったの数分で商品が届くというのが大きな魅力となっています。

運送大手DHLの例

ドイツの大手運送会社のDHLはスカイポートと呼ばれるドローン用の自動集荷ステーションから別のスカイポートへと荷物を運ぶという実験に成功しています。

時間のかかる山岳配送の時間が大幅に短縮されたそうです。

Amazonの例

今では誰もが知る会社となったAmazonも宅配ドローンに力を入れています。

まだ、実用化はされていませんが、AIによって安全な飛行を実現できるようになっており、最長飛行距離は24キロ、重量は2.3キロまでOKとのことです。

着陸時にもAIが周囲に危険なものがないかを判断し、安全に着陸することができるようです。

ドローンを使った宅配のメリットは?

ドローン宅配のメリットドローンを使った宅配サービスですが、どのようなメリットがあるのでしょう。

いくつか挙げてみました。

配送コストが激減する

まず配送コストが激減するということです。

陸路より空路の方がはるかに速いことに加え、AIによってほぼ自動で配達がされるので人件費などもかかりません。渋滞によって荷物の配達が遅れるということもありません。

目的地のセット、荷物の積み込みをすれば自動で配達してくれます。

人手不足がなくなる

ドローンで宅配をする場合初期の費用のみかければ、人件費などがかからないことに加えて人手不足になることもありません。

ドローンを定期的にメンテナンスする人やドローン操縦を担う人がいればよいだけです。

空路のため届くまでのスピードが速い

空路での配達のため、荷物が届くまでのスピードが陸路に比べてはるかに速いです。

ドイツの実験的な飛行では、陸路では30分以上かかる山間部への荷物配達がドローンを使った配達では8分ほどで配達することができました。

そのため、スピードに関しては明らかに効率的です。

物を買いに行く手間が省ける

購入者側としては物を買いに行く手間が省けます。

まぁこれはすべての配達サービスにおいて言えることですが。

どこにでも荷物を届けられる

ドローンは空路を使って配送をするので、そのドローンの飛行距離圏内であればどこにでも荷物を届けることができます。

山岳地域や山間部などで陸路での配達が困難な地域などにも配達が可能となります。

安全に配送ができる

陸路で配送する場合事故する確率が多少なりともあります。

それに対してドローンが配達する場合には空路を使うため、かなり安全に配達することができます。また、AIによって自動操縦させることができますので、そのような面でも安全といえます。

ドローンを使った宅配のデメリットは?

ドローン宅配のデメリットドローンを使った宅配のデメリットの方もいくつかあります。

思いつくものを書いていきます。

いたずらで撃ち落とされる可能性

ドローンが空を飛んでいるところを打ちとされる可能性が多少なりともあります。

今の時代にそのようなことが起こるのかどうか分かりませんが、もしそのようなことが起こった時にはかなりの損失になってしまうのではないでしょうか。

思わぬ事故が起こる可能性

もし何かのプログラムのミスで誤作動が起きた場合思わぬ事故につながる可能性はあります。機械は基本的にはミスが起こりませんが、メンテナンスなどをするのは人なのでそれによって何らかの事故につながる可能性があります。

もし落下して人にぶつかったら大惨事です。

落下する可能性が0とは言い切れません。

天候によっては利用できない

ドローンは空路で移動しますが、悪天候の場合などは風や雨の影響により利用することができないと考えられます。

また、配達中の急な天候の変化によって思わぬ事故につながる可能性があります。

コンピュータウイルスに侵される可能性

詳しくは分かりませんが、コンピュータウイルスに感染し落下や操縦されてしまう可能性0ではないようです。

ドローンの機械自体かなり高価なものなので、盗難されることも多くなると考えられます。

日本でドローンによる宅配業を行うことはできる?

まず、世界全体としてはドローンによる宅配はかなり広がってきており今後も拡大していくと予想されています。

日本ではドローン自体まだまだあまり浸透していません。
ですが、これまでの海外で流行ってきた後に日本にもやってくるという流れを考えると日本にもいずれは浸透してくるのではないかと思われます。

ドローンによる宅配は問題が少なからずあるため、日本ですぐに実用化されることはないでしょう。

ですが、今後海外などで実用化されていくにつれて日本でも実用化される日は確実にきます。